鰐、トカゲ、亀、蛇などの爬虫類に感情は存在しないと言う事実は爬虫類を飼育している方ならばご存知だと思います。
しかし、爬虫類を飼育していて思うのはどうも彼らに感情があるようにしか思えないと言うことなのです。
爬虫類は感情が無いなんてウソだ!
爬虫類は人間のように喜怒哀楽の感情を持ち合わせていると言うことも無ければそれを表情で表現すると言うこともありません。しかし、ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)を飼育していて思うのは爬虫類にしては感情豊かな表情をしていると思わせてくれるところです。
因みに私の飼育しているレオパードゲッコーと言う種類の爬虫類はまぶたがあるので表情豊かに見えます。それゆえ、感情があるように見えるのも無理は無いだろうとの意見も聞こえてきそうですがレオパ以外のまぶたの無い爬虫類にもしっかりと感情が存在しているのではないかと思っています。つまり、レオパはまぶたがあることによって人間により近い見方ができるだけの話だと思っています。
哺乳類と爬虫類は別物!爬虫類に感情なんてある訳無い!?
さて、人間や哺乳類には、哺乳類脳が備わっており、哺乳類脳は感情を司るので感情が存在します。そのため、嬉しい時に喜び、悲しい時に泣き、楽しい時に笑ったりします。
では爬虫類はどうなんでしょうか?そうですね、トカゲや蛇などの爬虫類たちには哺乳類脳が備わってないので喜怒哀楽の感情を感じることが不可能なのです。
と、これが定説ですし、一般論として定着しているのですが私にはどうしてもこの一般説を受け入れることができないのです。なぜ、定説を受け入れることができないのかというと、彼らを飼育している際に「どう考えてもコイツら感情を持っているな」という状況が何度も確認できたからです。
ではそう思うに至ったケースをご紹介致します。
爬虫類(レオパ)には感情があると思う理由とそれを裏付ける出来事4選
以下、レオパードゲッコー略してレオパを飼育していて思ったことです。
目を合わすと笑ってくるレオパ
ケージ越しにレオパを見つめている時のことです。彼がこっちを見てきたので私は変顔をしてみました。すると、目を細めて笑ったような表情をしてくるのです。私は思いました。部屋の明かりが眩しいのかな?、と思ったのですがいつも私と目が合って変顔をすると目を細めて笑ったような表情をしてくれるのです。ずーっとその顔をして見つめているとさすがに彼は飽きてしまったのかソッポを向かれますが。
水を怖がるレオパ
胴体がフンによって汚れていたのでそれを洗い流そうと思い、風呂桶に水を入れて洗ってやった時のことです。ちょっと水の量が多く、慣れていないせいなのか暴れ出してしまいました。そして、ちょっとケージに戻して少し時間が経ってから再度桶に入れた際に私の方を向き、か細い声で鳴いてくるのです。この時の表情は今でも忘れません。引きつったような恐怖に怯えたような表情をしておりました。きっと慣れない水に怯えていたのだと思います。
叱ると悲しそうな表情をするレオパ
コラっ!ダメだぞ!などと、こちらがしかめっ面で叱って見た時のことです。ちょっと悲しそうな今にも泣き出しそうななんとも言えない表情を見せてこちらを見つめてきたのです。何度かそうした叱り方をしているうちに悲しそうな表情はもっともっと悲しそうな表情となっていきました。さすがに叱りすぎて怖い思いをさせてしまった事の罪滅ぼしとして私は彼の頭を撫でて微笑んで行くうちに先程までの悲しそうな顔は何処?となりました。
何すんだよ!と、怒り心頭?なレオパ
後日、また水洗いしていた時のことでした。桶から取り出した時に、彼を手のひらに乗せて遊んでいると、クロールの掻くような仕草をしながら鳴きわめいてきました。表情は目を少し細めて怒っているような表情でした。何すんだよ!僕を危ない目に合わせやがってふざけんじゃねーよ!と、言っているような印象を受けました。感情が無いはずの爬虫類がここまで身振り手振りで泣きながら己の感情を露わにしている姿を何度も目撃している私にとって爬虫類には喜怒哀楽の感情が無いと言う定説を受け入れるのがどうしてもできないと言うことを理解シテ頂けたら幸いです。
締め
いかがでしたでしょうか?爬虫類には感情が無いと言う事が従来の定説ではありますが飼育実例を元に感情はあるのでは?と言う主張をしてみました。私個人の意見としましては感情の無い爬虫類と感情を少しだけ持っている爬虫類がいるのではと思っています。今一度学者の方々には研究して欲しいテーマの一つでした。